
建築士試験は独学で合格できる?
「建築士試験は独学で合格できる?」
「特別な勉強方法ってあるの?」
一級建築士・二級建築士の試験は、いずれも合格率が低く「難関資格」として知られています。
特に一級建築士は、毎年の総合合格率が約10%前後と、狭き門です。
このため、「独学で合格できるのか?」という疑問は、多くの受験希望者が一度は抱くもの。
この記事では、独学で挑む際の勉強法・必要な勉強時間・向き不向きなどをわかりやすく解説します。
結論:一級建築士の“学科試験”までは独学でも十分可能!
まず結論から言うと、
一級建築士の二次試験(製図試験)を除けば、独学でも十分に合格を狙えます。
ただし、これは「正しい勉強法」と「継続力」を身につけられた場合に限ります。
闇雲に過去問を解くだけでは成果が出にくいため、
合格者の多くは、学習計画の立て方や復習のタイミングを工夫しています。
独学と予備校、どちらが自分に合う?
予備校がおすすめの人
モチベーション維持や添削サポートを重視したい方には、予備校の利用をおすすめします。
特に社会人の場合、「仕事が忙しい」「時間が取れない」といった理由で勉強が止まってしまうことが少なくありません。
予備校に通うことで、半ば強制的に勉強時間を確保できる環境が整います。
結果的に、計画的な学習習慣を身につけ、自分の目指す建築士像へ着実に近づくことができるでしょう。
独学がおすすめの人
一方で、費用を抑えたい人や自分のペースで進めたい社会人には独学が向いています。
予備校の学費は年間で数十万円、場合によっては大学1年分の学費に匹敵することもあります。
学習の自由度が高い点も、独学の大きな魅力です。
独学を選ぶことで、その分の費用を「学習環境・書籍・試験に使う用品」といった“学習を支える設備”に投資することも可能です。
- カフェやラウンジなどの快適な勉強環境
- 製図板や製図用シャーペンなどの製図用具
また、近年では大学卒業と同時に一級建築士の受験資格を得られる制度が導入され、
在学中から受験を見据えて勉強する学生も増えています。
大学在学中から学習を始めることで、十分な勉強時間を確保できるだけでなく、
在学中に学んだ知識を新鮮なうちに復習・応用できるため、非常に大きなアドバンテージになります。
建築士試験の勉強時間目安
二級建築士(学科試験):300〜600時間程度
一級建築士(学科試験):700~1200時間程度
予備校利用と独学で勉強時間が大きく変わることはありません。しかし、独学では要点を押さえることが予備校利用より難しいため、予備校利用者より多く時間を確保することが望ましいと思います。
ほとんどの人は、1日2〜3時間、1年程度の学習期間が必要になることが多いです。
(中には、建築士になるために勉強に専念するという覚悟をもっている方で、数ヶ月引きこもって勉強を詰めて合格する方もいらっしゃいます。)
直前期には、休日1日で10時間以上の勉強量の確保があると最後の追い込みができるでしょう。
効率的な勉強法のポイント
1. 出題傾向を把握する
過去10年分の過去問を分析し、「よく出る分野」を優先的に学習しましょう。特に環境・施工などは毎年類似問題が多いです。
2. インプットとアウトプットを並行する
テキストを読むだけでなく、必ず問題演習をセットにすることが重要です。
「覚える → 解く → 間違えた部分を復習」のサイクルを回しましょう。
3. 暗記はスキマ時間を活用
建築基準法や環境設備の数値など、暗記要素は通勤時間や休憩時間を使うと効率的。特に通勤時間は、勉強時間確保にうってつけです!電車に乗っている時間はどうしても時間的に拘束されてしまうので、その時間を有効活用しましょう。

「満員電車だから教科書が広げられないから電車で勉強とか無理・・・」
もしそんな言い訳を考えているなら速攻考えを改めましょう。もったいないです。
満員電車でも小さ目のテキストを広げられますし、最近ではスマホアプリで問題を解いたり、講義動画を活用することで効率的な時間を過ごせることでしょう。

リュックをからっている人は、前リュックにすることで満員電車内でも手元にスペースを空けられますよ!
4. 製図試験は早めに着手
学科試験の勉強に集中しがちですが、製図試験は別物です。試験発表後に準備するのでは間に合わないことも多いので、基本的な作図練習は学科と並行して始めるのが安全です。
予備校に通っている人たちは、学科試験が終わった次の週には製図試験の対策を始めることになりますので、もし独学で合格するつもりなら、スタートダッシュで差をつけられないように、学科試験終了後すぐに製図試験対策に舵を切らなければなりません!
おすすめ勉強ツール
電車や隙間時間でのおすすめ勉強ツール!
- 1問1答形式の過去問題集(小さめのテキストだとなお良い)
- スマホアプリ(暗記カード・過去問アプリ)
私は、特に1問1答形式の問題集をおすすめしています!
隙間時間で4択形式の問題を解くのは意外と時間が足りません。しかし、問題の選択肢を1つずつ潰すことができる1問1答形式であれば、テンポよく進めることができ、休み時間に何問解く!という目標を立てやすいメリットがあります。
スマホアプリも隙間時間に片手で1問1答形式や、過去問を解くことができるのでおすすめですが、なにせスマホですから、ゲーム等の誘惑が多く、いつのまにか他のアプリを開いている・・・
なんてことにもなるので、目標や目的意識が無いと少し難しいかもしれません。
まとめ
建築士試験は「難関資格」ですが、正しい勉強法を押さえれば独学でも十分合格を狙えます。
建築士試験は、学科・製図ともに膨大な範囲をカバーする必要がありますが、
自分に合った方法を選び、継続できる環境を整えることが何より大切です。
- 「学習の型を作りたい」「サポートがほしい」→ 予備校
- 「費用を抑えたい」「自分でやり抜ける自信がある」→ 独学
どちらを選ぶにしても、正しい方向で努力を続ければ、確実に合格へ近づくことができます。

