
はじめに|社会人こそ「学び直し」でキャリアが変わる時代
「もう一度勉強したい」「社会人でも学び直せるのかな?」
そんな思いを抱く人が年々増えています。
最近、「リスキリング」や「リカレント教育」という言葉をよく耳にします。
これは、社会人がもう一度学び直し、キャリアや人生をアップデートする動きを指し、社会人が再び学ぶことはキャリアアップの常識になりつつあります。
AIやDXの普及で仕事の変化が激しい中、「このままでいいのか」と感じている社会人が増えていると感じます。
特に30代〜40代の働き盛り世代では、
「今の延長線上に未来が見えない」「もっと専門性を磨きたい」
という動機で大学院や専門学校に通い始める人が増えています。
「自分の市場価値を高めたい」「将来の不安を減らしたい」と考える人が多くなりました。
しかし一方で、
「学び直しって本当に意味があるの?」「仕事と両立できるの?」
と不安を感じている人も多いはずです。
私自身もその一人でした。
仕事を続けながら一級建築士・二級建築士を受験し、膨大な勉強量に追われる日々。
仕事を続けながら大学院に進学し、課題と徹夜レポートに追われる日々。
決して楽ではありませんでしたが、
それでも「学び直しをしてよかった」と心から思える理由があります。
この記事では、筆者自身の経験と社会人学生のリアルな声をもとに、
社会人が“学び直し”で得られる3つの変化を紹介します。
💡この記事を読むとわかること
・社会人が学び直しで得られるメリット
・仕事と勉強を両立するコツ
・学び直しを始めるステップ
1. 思考の軸が変わる|新しい学びが「考え方」をアップデートする
社会人の学び直しには、「知識を増やす以上の価値」があります。
それは、思考の軸が変わることです。
社会に出て数年経つと、仕事の型や価値観が固まりやすくなります。
慣れた環境の中で、新しい発想や問いを持つ機会は少なくなってしまうもの。
しかし大学院や専門講座などで他業種の人と議論をすると、
「そんな視点があったのか!」と驚く瞬間が増えます。
たとえば、建築士が経営学を学ぶと「設計」だけでなく「価値をどう伝えるか」という視点が身につくこともありますし、エンジニアがデザイン思考を学ぶと、プロジェクトの進め方自体が変わることだってあるでしょう。
このように、学び直しは知識の“再構築”を促します。
結果として、仕事の判断力・発想力・問題解決力が磨かれ、「考える力そのもの」がアップデートされるのです。
2. 時間の使い方が変わる|忙しい社会人ほど効率化が進む
社会人の学び直しで最初にぶつかる壁は、「時間がない」こと。
しかし実は、多くの人が学びを続けるうちに時間の使い方が劇的に上手くなるといいます。
時間を「余ったら使う」から「目的のために作る」へ
仕事・家庭・勉強を両立するためには、
通勤時間や昼休み、朝の30分といった“すきま時間”の活用が欠かせません。
- 通勤中に資格講座の音声を聞く
- 週末の午前だけ勉強に集中する
- スマホのSNSアプリを削除する
このように「やる時間を作る意識」が生まれると、自然と生活のリズムも整っていきます。

私の口癖は「時間が無いと嘆くくらいなら、とっとと飯食って風呂入る」です。社会人の方であれば、帰宅後、風呂など「しなければならないこと」が終わった後の時間が最大のまとまった自由時間となるからです。
学び直しが生む「ポジティブ疲労」
不思議なことに、忙しくなっても疲れ方が変わります。
「成長している」「前に進んでいる」という実感が、学びの疲労を“充実感”に変えてくれるのです。
こうした時間管理のスキルは、勉強だけでなく仕事にも波及します。
タスク整理が上手くなり、集中力が上がり、結果的に生産性も向上します。
3. 自信と自己肯定感が戻る/「学ぶ自分」に誇りを持てるようになる
社会人になると、日々の評価は数字や成果で決まります。
努力しても報われないことがあり、「もう成長できない」と感じてしまうことも。
子どもの時って「なんでもできる」という根拠の無い自信が全身から漲っていたりすることもありますが、年を重ねると共に徐々にその自信がすり減っていたりしますよね。
そんな中で学び直しを始めると、「やればできる」という感覚を取り戻せるのです。
少しずつ知識が身につき、
理解できなかったことが分かるようになる――
その小さな達成感が、自己肯定感を回復させてくれます。
仲間の存在が次の挑戦を後押しする
さらに、大学院などの学校やオンライン講座では同じ目標を持つ仲間に出会えます。
年齢も職種も異なる人たちと学び合う環境は、刺激と励ましに満ちていることでしょう。
このコミュニティが「自分も頑張ろう」という意欲を生み、次のキャリアへの原動力になるのです。
資格試験が相対試験※の場合、同じ学校で出会った方は仲間でありつつライバルとなることも。孤独で勉強するよりも、刺激のある日常となるでしょう。
※相対試験:決まった点数以上で合格する(例:100点満点中60点以上で合格)という明確な合格基準のある方式では無く、受験者全体の取得点数により合格点が変動する(例:試験が例年より簡単で受験者全体が高得点となった場合、合格の基準点が高くなる)試験方式のこと。
社会人が学び直しを始めるには?|小さな一歩からでOK
「学び直したいけど、何から始めればいいかわからない」
そんな人は、“小さく始める”ことがポイントです。
おすすめの学び直しステップ
- 通勤時間にビジネス書や専門書を読む
- オンライン講座(Udemy・Schoo・N予備校など)を試す
- 興味のある分野の勉強会・セミナーに参加する
- 夜間大学院・通信制大学を調べてみる
まずは「学ぶ習慣」を作ることからスタートしましょう。
続けるうちに、自分の方向性や興味が明確になっていきます。

学び直しは、何よりも楽しめるかが重要です!学校の学びと違って、自分の興味のあることだけつまんで勉強できるので、働きながらの学習はとても面白いです!好きなことから始めましょう。
まとめ|社会人の学び直しは“キャリアの再設計”
社会人の学び直しは、単なるスキルアップではありません。
それは、自分のキャリアを再設計する「リ・デザインの時間」です。
学び直しで得られる3つの変化をまとめると――
- 思考の軸が変わる(考え方のアップデート)
- 時間の使い方が変わる(効率化・生活改善)
- 自信と自己肯定感が戻る(挑戦する力がつく)
この3つの変化が、仕事にも人生にも好循環を生み出します。
「今さら勉強なんて…」と思うかもしれません。
でも実は、“今だからこそ”学びが一番力になります。
今日から小さな一歩を踏み出してみませんか?


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